10月の星空


煌々と月が照らす下で Lemmon (C/2025 A6) レモン彗星 を撮る 3




レモン彗星 Lemmon (C/2025 A6)

撮影時のレモン彗星の光度は 5.5等
撮影時の位置は次の通り

赤経 11h02m46.7s 赤緯 +42゚22'25" (J2000)
高度 19.884°

快晴の夜空には月齢18.3の月。雲がない分、強烈な光が地上まで届く
14日が下弦の月だから、その頃には月明かりは押さえられはする
レモン彗星は周極領域へと移動しているので、夕方の西天の方でより観察し易くなる
ただし揖斐谷のこの撮影地点からは夕方の西天は望むべくもない

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ISO3200、露出時間 602.00秒
撮影開始 2025年10月10日 03:24:13

カメラ SONY α7RM3
鏡 筒  SD81S(リングスペーサーに換装)、SDフラットナーHD+レデューサーHD、625mm×0.79(F7.7→6.1)
赤道儀 SXD2、ノータッチガイド

揖斐谷







一期一会の Lemmon (C/2025 A6) レモン彗星 を撮る 2




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ISO6400、露出時間 547.00秒
撮影開始 2025年10月02日 02:20:50

カメラ SONY α7RM3
鏡 筒  SD81S(リングスペーサーに換装)、SDフラットナーHD+レデューサーHD、625mm×0.79(F7.7→6.1)
赤道儀 SXD2、ノータッチガイド

揖斐谷








レモン彗星 (C/2025 A6) 東の稜線からの出現を撮る


レモン彗星を撮影した9月22日からほぼ10日間。ずっと天候に見放されて、撮影の機会がなかった
ようやく晴天に恵まれるという予報に、日付が変わってから出かけた
いつの間にか10月。昼間はまだ夏の空気だが、夜になって気温が下がるようになった
ただし空気中の水蒸気量が多くて、結露が酷い

02時過ぎて稜線からレモン彗星が顔を出した。といっても赤道儀のコントローラーに頼っての追尾だが、ここ20.7等級の撮影地から闇夜に慣らした肉眼でもかろうじて識別できるまで増光している

夜半を過ぎれば東天は星空を望むことができるようになるが、周囲の山が低いことが難点
長時間の追尾は、稜線が邪魔をするので難しい

撮影時のレモン彗星の位置は

赤経 09h 41m 52.7s 赤緯 +40° 07′16″
(J2000)
光度は 6.5等

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カメラ SONY α7RM3
鏡 筒  SD81S(リングスペーサーに換装)、SDフラットナーHD+レデューサーHD、625mm×0.79(F7.7→6.1)
赤道儀 SXD2、ノータッチガイド
ISO6400、露出時間 60秒

2025年10月02日02時11分、揖斐谷